サムライ君とメガネちゃん

「ああ、もう、じれったいなあ」

レイコサンはロングヘアーの頭ををクシャ

クシャとかきむしり、いきなりスックと立

ち上がり、応接室を出ていった

…しばらくすると、なにやら「ガラガラ」と

いう乾いた音とともに、彼女は応接室に戻

ってきた

彼女が持ってきたのは…小型のキャスター付

きの黒板

彼女は黒板のまえに立ち、白いチョークで

端から端まで、一直線に線を引いた

「いい?この横線が時間の流れとするわ

ね?で、時間は、左から右に流れている」

彼女は線の右端に区切りの短い縦の線をか

き、その下に『2017』と数字を書く

さらに、横線の左端に、同じように縦の線

をかき、『1845』と書く

レイコさんは『2017』の数字の上をチョー

クでカンカン叩きながら

「ここが、今私たちがいる時間!」