サムライ君とメガネちゃん

…女性はちょっと疲れたような、安心したよ

うな表情で、私たちに向き直り、

「ああ、ちょっとあせちゃったわね

さあ、あなた達を、どうしようかしら?」

元の低い声に戻り、私たちを冷たく見る

ビクッとなり、身を固くする私たち

「安心しなさい、もう、抹殺はやめるか

ら。でもね…」

女性は続ける、ニッコリと微笑んで

「このまま、帰ってもらうわけには、いか

ないの。わかるでしょ?」

コクコク、とうなづくしか出来ない私たち

「ちょっと、隣の部屋に、いらっしゃい」

女性がいざない、私たちはついていった

研究室を出て、隣の応接室へ

私はさりげなく、妙法寺君を見た

眼はつむっているが、とりあえず落ち着い

た様子

ほっとして、女性のあとを追う

「そこ、座りなさい」

私たちは、言われるままに、ソファに腰を

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