サムライ君とメガネちゃん

時々妙法寺君がピクッ、ピクッとケイレン

していたなんて、全く見てません、ハイ!」

ああーっ、ミハルちゃんのバカア!

バカバカバカ!

慌ててミハルちゃんの口をふさぐ

が、時すでに遅し。

私たちの醜態を一部始終確認した女性は、

「…そう、あなたたち、正直ね。」

ニッコリと笑う。そして…

「いやあ、信じてもらえましたか!

ハッハッハー!」

おバカなミハルちゃんが笑い終えるや否や

女性は白衣のポケットに手を突っ込み、銀

色に鈍く光る何かを取りだし、

私たちに向かって構える

何、あれ?

まさか…ピストル?

「抹殺するっ!」

女性は死刑宣告する将軍のように、ドスの

利いた声で叫ぶ