君にしかないもの


「先輩、いきなり来いって何様ですか。
返信もしなかったくせに。」

そりゃそうだよなぁ。
莉央はこういう所ちゃんとしてるからな。
礼儀とか、態度とか。

怒られるよな。でも怒ってる莉央も可愛いと思う俺は馬鹿なのだろうか。

「ごめん、でも話したくて。」

「なんですか?」

「莉央は俺のこと、どう思ってる?
別に和也でも俺でも変わらない?なんで和也のLINEを俺に聞いたの?」

なんか話していると悪い方向ばかりに考えてしまう。
莉央にまで俺を見てもらえなかったらって…



「先輩、バカですか。」

「___っえ。」


「和斗先輩は和斗先輩に決まってるじゃないですか!優しくて、人思いで、ステキな笑顔を見せてくれる先輩が好きですよ。
…あ!?違います////好きって言うのはその…」


あぁ、俺はどれだけ馬鹿だったんだ。
莉央はそういうやつじゃないじゃないかよ。
だから初めて惚れたんじゃん。