君にしかないもの


「莉央、よく声かけたね」

莉亜は嬉しそうに、でも面白そうに私の話を聞いてくれた。


「私でもびっくり。
でもね、なんか初めて電車で見かけた時からなにか感じてたんだと思うの。
胸がキューってなるのも先輩だけなんだ。
きっと恋だと思う。」


「そうか。よかった。
莉央にも大切に思える人が出来て。」


優しくそう言ってくれた。
やっぱり私のお姉ちゃんなんだって実感する。
自分事のように喜んでくれてありがとう。