君にしかないもの


君の方がよっぽど素敵な人だよ。
俺はもっとお前の近くにいたい。

そう思った。

たくさん人がいるのに、もう君にしか目がいかない。帰りの電車でも無言だったのに心地よかった。

それはきっと君が隣にいたからだと思う。


でもそのせいで大事なことを忘れていた。

帰りに気がついたのだが、
自己紹介もしていないし、自分も名前を聞いていない。

だけどもうすぐ彼女の降りる駅につく。