君にしかないもの


この時だと思う。
俺が本当にこいつにおちたと思ったのは。


だからききたかった。
俺のことどうみているのか。
顔だけのイメージや、和也と同じように思われているんじゃないかって。

そしたら君は

「あれが本当の先輩なんだなって思いましたよ。すっごく素敵な人だなって。」

俺のことを、俺自身のことを素敵だなんて言ったんだ。

「……ありがとう。初めてだよ。俺自身を見てくれた人は…」