君にしかないもの


「これ使ってください。
おばあちゃん、俺は大丈夫だから。」

「でもあんたが濡れて…」


俺はまだ若いし、濡れても平気さ。
そう思いながらなんとか納得してもらい、おばあちゃんに傘を手渡した。


さぁ、どうやって駅まで行こうか…
と考えていると、

「先輩どんだけ優しすぎるんですか。」

と、女の声がした。まさか見られていると思っていなかったからびっくりした。


声の主は有名な双子の姉妹の片割れだ。