「純って関西人だから話が面白くてね?でもどうやっても手に入らないの……」


「ホスト好きの響音には、それが重大な悩みなんだ?フフフッ。カリスマ女王なんて店では言われてるのに?」


「はぁ…………どうすれば、落とせるんだろう…………」


響音の話に出ている関西人のホストの純。


確実ではないが、純の話で間違いないだろう。


友梨は心ここにあらずと言った感じで、コーヒーを差し出した。


「お待たせしました。どうぞ……」



純くんってLOVE ROSEって店で働いてるんだ…………


お店まで会いに行ったらどうなるんだろう…………



寂しいからなのか?


それとも純が忘れられないのか?


友梨自身もわからないが、純に頼りたくなっていた。