付き合ってからの陽斗との日々を思い返した。
あったかくて優しくて
陽だまりにいるみたいに居心地のいい時間だった。
陽斗の想いに、どれだけわたしは応えられていたんだろう?
わたしから陽斗にしてあげられたことはどれだけあったんだろう?
一緒にいる時、朔斗の話をしないことの方が少なかったかもしれない。
昔からの癖が抜けないだけとさほど気にもしなかった。
どうしてそんな無神経なことが出来たんだろう。
罪悪感に押し潰されそうになり、手に持っていたアルバムごと自分の胸に強くかき抱く。
これまで何度も陽斗を好きと思ったことは間違いじゃないはずなのに。
それでも勇気を振り絞り、掠れそうな声でようやくわたしは朔斗に尋ねた。
今こそ真実を知りたい。
かつて、わたしが訊けなかったことを。
怖くて諦めたこと。
今訊かなきゃ朔斗は永遠に答えてくれない気がする。
「……朔斗。本当のこと教えて。
陽斗がもし、わたしを好きじゃなかったら
朔斗はわたしを選んでくれてた?」
