輝く奇跡

「うん!じゃあさっそくご飯の準備するね!綾乃ちゃん手伝ってくれる?」
「あ、はい」
トントントントン
「あ、綾乃ちゃん!手!」
あたしは包丁を握って材料を切っている綾乃ちゃんの手元を見て言った…
「あ、ごめんなさい。」
「いいよ。危なかったね。怪我してない?」
「はい」なんか綾乃ちゃん元気ないな…
「どうしたの?綾乃ちゃん…」
「本当に泊まってもらってよかったのかな…って思って…ほんとは私だって料理もできるし…わざわざ泊まってもらって祐奈さんにやってもらうこともなかったのかも…と思って
早く言えば今頃祐奈さんは家族で楽しくご飯食べてたはずなのに…」
「ねぇ綾乃ちゃん。いつも両親が仕事で帰れないとき綾乃ちゃんが家事してたの?」
「はい…お兄ちゃん不器用なので家事できなくて…」そうだよね…圭太は不器用だから
生徒会の時作業する時すごい下手だったなー
「じゃあいいじゃない。今日ぐらい
いつも綾乃ちゃんがしてるなら今日はあたしが綾乃ちゃんのお仕事引き取るよ
綾乃ちゃんは中学生になったばかりで環境にも慣れてなくて疲れてはずでしょ?無理しなくていいからね」
そう言うと「ありがとうございます」と言いながら綾乃ちゃんは泣いた。
いつもみんなの上に立ってしっかりとしていないとって自分も追い込んでたんだね。
もういいよ。あたしの前ぐらい弱い綾乃ちゃんでいて…あたしはいつでも味方だよ