「最低だよ。二人ともに好かれておきたいってことでしょ?拓人くんが好きなくせに圭太くんにも嫌われたくないなんて欲張りだよ!
今更後悔したって遅いんだよ…拓人くんはもういない!圭太くんはいつも祐奈のそばにいようとしてくれてる!一線を引いてるのは祐奈の方だよ!自分のせいにしたくないからって圭太くんのせいにするなんてひどいよ!泣いたらいつでも助けてくれると思った?そんなの間違ってるよ!いままで自分の気持ち抑えてた私が馬鹿みたい!あんたなんかひどい女だよ!」
優衣はあたしにキレた…意味わかんないよ……光瑠は抱え込まなくていいって言ってくれたのに優衣は違うんだね。
「圭太のこと好きなんだ…」
あたしはなぜか怒りがのぼってきた
「先行って…あたしのことなんて構わないで」
そう言ってしまった…後悔だけが残った
「二人とも落ち着いて!私が祐奈に抱え込まなくていいって言ったの…話して欲しかったから
優衣もそんなに怒んないでよ。ねぇ二人とも仲良くしてよ私たち高校生になるんだよ?ねぇほら3人で教室いこうよ…」光瑠は言ったでも…
「なんでそんなに祐奈を庇うの?祐奈は先に行ってって言ったんだよ?もう行こ…光瑠」
そうして優衣が光瑠の手を引いて教室へ行ってしまった…あたしは下駄箱で泣き崩れた…
みんな見てるでも立ち直れない…
フサッ。「何やってんの?とりあえず移動しよ…祐奈。」そこにきたのは……誰?拓人?
あたしの意識は朦朧としていた…人の顔がわからない。でも拓人な気がする…「拓…人…」
そうしてあたしは倒れその後から意識がなかった…