拓人が転校してから時は過ぎあたしたちは高校の入学式…あたしのとなりには中学の時と変わらず圭太がいてくれる…でも圭太もあたしも拓人が転校してから一線を引いている…
少し距離がある…あたしはいつも二人の間にいた…二人があたしの肩に腕をおき笑いあっていた時とは全く違う…あたしは拓人のことを忘れることができない。でもあたしはもう圭太がいてくれなくても大丈夫と何度も言っている。
圭太はもともと友達が多いしあたしなんかとは全く違うでもあたしにも友達ができた
「おはよー!佑奈!」
「おはよう優衣・光瑠。じゃあ先行くね圭太」
「おう」最近こんなそっけない感じでしか会話ができない…会話も続かない
「なんか圭太くんと素っ気なくない?なんかあったの?拓人くんが転校してから二人一線引いてない?」優衣はあたしに言った…あたしは何も言い返すことができなかった。
「ちょっと優衣やめなよ。気にすることないよ
佑奈。男子と女子だしそんなにずっと仲良く入れるわけじゃない…二人がお互いに思う気持ちも変わってくるし一線引いてるのも理由があるんでしょ?私たちでよかったら聞くよ?一人で抱えなくていいから。」光瑠の優しい言葉であたしの目には涙がこみ上げた…きっと優衣だって心配で言ってくれたんだ…
「ごめん二人とも…あたしもっと二人に頼ればよかった…あたしね拓人が好きなの。忘れられなくていつもは拓人もいて3人でいたのに拓人が転校してから圭太と二人になってなんだか一緒にいるのがいづらくなっていつの間にか圭太と一線ができてた…圭太はあたしのこと嫌いなのかな?拓人といる時は仕方なくあたしといただけなのかな?怖いんだよ!圭太に嫌われるのが…!でも拓人のことも忘れなれない…
あたし最低なのかな……?」あたしは泣きながら二人に全てを言った