特殊科には、在校生が4人いる。 みんなわがままで、先生達も手に負えない。 だから、放置されつつある。 そして、彼らは強能力者以上。 だからこそ、1人の先生だけで特殊科は成り立っている。 そんななか、先生は気にしていた。 もし、ここに新入生が入ってきたとして、馴染めるのだろうか。 「先生ー、石原先生!」 生徒にそう呼ばれた先生は、ゆっくり振り返った。 「おお、どうした?森崎さん」