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「で、その男としちゃったんだ?」
「う・・・うん・・・」
わたしはあの後お風呂から出たこうたさんと
何故かしてしまいさっきまで一緒にいた。
今は友達・・・沙紀の働いてるバーに来ている。
「なんで連絡しなかったのよ」
わたしの店近いのに、と沙紀は言った。
「だって・・・」
「連絡くれたらだーりんに頼んで送ってもらったのに~」
「そうなると思って連絡できなかったの」
沙紀とは中学からの付き合いなのでかれこれ5年ほどになる。
男の趣味は全く合わず性格もあまり似ていないが
一緒にいて落ち着く存在だ。
「で、付き合ったの?」
彼女はお酒を作りながら
どうせ付き合ったんでしょうと
言わんばかりのテンションでそう問いかけてきた。
「いや、そのまま用事あるからってわかれたよ・・・?」
すると沙紀の表情が一気に変わった。
「はぁ?!やりすて?!いい年した大人が?!
まじでありえないんだけど」
「いや、やりすてかどうかも・・・」
「てか、10個も下の子手出すってどういう神経してんの。
その男。
出会いは小説みたいで素敵なのに、だめでしょう!!」
「連絡してよ、その男に」
彼女はにやっと不気味に笑った。