笑いながら駆け回った通学路
気付けば懐かしいと言えるほど月日は流れ
どこまでも続くたんぼ道は今も変わらずに


幼い頃のように心から無邪気に笑えず
だけどだれかの幸せを願えるようになった





たんぽぽの綿毛を飛ばし語る夢
虹色の未来がすぐそこに見えた気がして
皆を見守っていた桜の木だけが姿を消した


知らないと素直に認めることが出来ず
だけど小さな喜びに気付けるようになった





ブランコと滑り台だけの公園も
こっそり作った秘密基地も
かがやく宝物





怖くて振り返ることが出来なくなって
それでも一番大切なあなたを守れるようになった