お兄ちゃんの友達[完]

今日は、おにいちゃんじゃないんだ。

お昼に告白されたことを思い出した。ああ、どうしよう。

裏からお店を出て、表へ行くと駐車場におにいちゃんの車が止まっていた。

よく見る風景だけど、運転席には河合さん。

私の姿を見つけ、車から降りた河合さんは助手席のドアを開けて待っていてくれた。

「お疲れ様」

ニッコリ笑って私が乗り込んだのを確認すると、扉を閉めて自分も運転席に乗り込んだ。

「コウヘイには言ってあるから、お昼のリベンジってことで」

ゆっくり車を走らせると、家とは逆の方向へ曲がっていく。

「え、どこへ行くんですか?」

てっきり家へ帰ると思っていた私は、どこへ連れて行かれるのか不安になってしまう。

ついてからのお楽しみだよ!と大通りをまっすぐ走っていく。