いつのまにか、起きてきたおにいちゃんがカウンター越しに私たちの方を見ている。
「コウヘイ、おはよぉ~」
何事もなかったかのように、私から離れた河合さん。
足に力が入らなくて、私はその場に座り込んでしまった。
どうしよう、心臓がどきどきが止まらない。
おにいちゃんに見られちゃったし!
ああ、もう!
「カナコ、大丈夫?」
あわてて私に寄ってきて両肩をもって立ち上がらせてくれる。
「コウスケにいやなことされた?」
すっごく心配そうに私の顔をのぞいてくるおにいちゃん。
違うよ、そんなじゃないの。
私、ドキドキが止まらないの。
何も言えずにうつむいている私をイスに座らせる。
「カナコちゃん、おれ、本気だからね」
椅子にすわり、俯くしかできない私に、河合さんは真剣に言う。
そんな河合さんを見て、私の横に立ったおにいちゃんは腰に手を当ててため息をついていた。
「コウヘイ、おはよぉ~」
何事もなかったかのように、私から離れた河合さん。
足に力が入らなくて、私はその場に座り込んでしまった。
どうしよう、心臓がどきどきが止まらない。
おにいちゃんに見られちゃったし!
ああ、もう!
「カナコ、大丈夫?」
あわてて私に寄ってきて両肩をもって立ち上がらせてくれる。
「コウスケにいやなことされた?」
すっごく心配そうに私の顔をのぞいてくるおにいちゃん。
違うよ、そんなじゃないの。
私、ドキドキが止まらないの。
何も言えずにうつむいている私をイスに座らせる。
「カナコちゃん、おれ、本気だからね」
椅子にすわり、俯くしかできない私に、河合さんは真剣に言う。
そんな河合さんを見て、私の横に立ったおにいちゃんは腰に手を当ててため息をついていた。

