お兄ちゃんの友達[完]

なんだか、この2時間ちょっとの間にいろんなことが起きた気がするんだけど。

おにいちゃんを迎えに行って、河合さんに会って。

そうだ、私告白されたんだよね。

思い出すだけで顔が熱くなる。

どうしよう、眠れないかも。

ベッドに横になると、困った顔のおにいちゃんと

輝く笑顔の河合さんの顔が交互に浮かんでくる。

下の部屋に河合さんがいると思うと、どきどきしてなんだか落ち着かないと思いながらもいつの間にやら夢の中だったらしく気がついたら窓の外はすっかり明るくなっていた。