お兄ちゃんの友達[完]

茶化した感じもなく、真剣な目でそう言われ自分の顔が赤くなっているのがわかる。

どういうこと?

突然の告白に、頭が真っ白になってしまった。

「コウスケ!」

立ち上がったお兄ちゃんが、河合さんの肩を掴み二人で和室へと入って行ってしまった。

え、、、どういうことなの?

河合さんが私のことを好き?

おにいちゃんが怒っているのはいつものこと?

私に好きな人ができると相手のことを調べていつもだめだと言ってあきらめさせていたおにいちゃん。

相手に好きだと言われても、必ず相手の欠点を見つけてきて許してくれなかったおにいちゃん。