いい匂いが漂う食堂。


「名無しさん、三人分よろしく。」


「はーい、三人分ですね〜」


この匂いは、今日はトンカツだな。


「お前らは先に座っといけ。」


「はーい」


高鳴る気持ちを抑えつつ、華と一緒に席に着いた。


「清人はトンカツ好きなの?」


「お肉ならなんでも好きだよ。」


「野菜は?」


「イチゴとか、スイカなら好きだよ。」


「へー、ピーマン食べれる?」


「うっ…」


「ふふ、ピーマン出てきたらアーンしてあげるね〜」


ニコニコしながら華が言う。


「まあ、食べてやらないでもないけど…」