眩しい光で目が覚める。


「んー、華?」


笑顔で朝を迎えてくれたのは、三舎十四房で一緒に暮らす華(五十四番)。


「おはよう清人(六十三番)。そろそろ朝ご飯の時間だよ。着替えて…あっ、」


華が俺に近づいてくる。


「寝癖ついてるよ。」


ふわっと髪を触られて心臓が跳ね上がる。


「?!い、いいいい今から直すつもりだったんだよ!」


「なーに動揺してんの?そんな恥ずかしいことじゃないのに〜」


そうじゃないし…


まあ、気づいていないならそれでいいや。


「あれ?健太は?」


「健太は、三舎の主任だからね。朝が早くなったんだよ。」


「ふーん?」


ああ、そういえば今日は仕事の日だったな。


その準備もあるのかな?