「僕の名前は、カイン ブルーバード、っていうんだ。よろしくね、健太くん。」


カインと名乗る男は握手を求めているのか、手を差し出した。


「え、あ、よ、よろしく。…?あれ、俺の名前…うわっ!」


突然腕を掴まれグッ、と引き寄せられる。


「ダメだよ健太くん…
怪しい人には近づいちゃダメ、って小学校で習わなかった?」