心霊刑務所 初めましてのお時間

ファイルを見ながら進むと、発見してしまった。


佐藤 健太


と書かれたファイルが棚の一番端っこに置かれているのを。


自分のことは自分が一番知っているが、本当にすべてのことが書かれているのか、俺は自分のを読んで確かめることにした。


ファイルを開くと、俺のと一緒に五十四番のことや六十三番のことも書かれている紙があった。


写真も貼られていて、ぐちゃぐちゃになった五十四番と、あざだらけのぼろぼろの状態で天井からつりさげられた六十三番の姿があった。


おれのページには生年月日から出身校など、俺の友達の名前まで書かれていた。


(すげー、全部あたっている。)


書かれていることは完璧で間違いが全くなかった。