心霊刑務所 初めましてのお時間

「日本酒だからね~」


「持ってこねえからな?」


そう言うとぷくーと頬を膨らまし、じたばたとわめいた。


「やだー!日本酒持ってきてーー!のーみーたーいー!」


「看守はパシリじゃねえんだよ。」


「鈴ちゃんは持ってきてくれるもん!」


あの馬鹿


あいつの囚人に対して甘やかすという行為には困ったもんだ。


「俺はあいつとは違う。持ってこないと言ったら持ってこない。」


俺がそういった瞬間、辺りの音がピタリとやんだ。




「じゃあ、俺が自分で持ってくる。」