心霊刑務所 初めましてのお時間

「この人が、華ちゃんのお兄さん?」


「えへへ~、そうだよ~。」


手をひらひらさせて笑っている華の兄は嬉しそうに言った。


このとき、清人は何か違和感を覚えていた。彼の右ポケットが膨らんでいるのだ。


(もしかすると)


「リサ兄、華を連れて先に戻っておいて。そして健太を連れてきて。」


「え?ちょっとなんで?」


リサも何か察したようにこくんとうなずき、華を姫抱きして、


「華ちゃんしっかり僕につかまっててね!」