心霊刑務所 初めましてのお時間

「先輩大丈夫ですか?」


「全然平気!この通りピンピンだよ〜。」


その場でくるくると回ってみせる先輩。


この調子なら大丈夫だ。


まあ、先輩と俺が今からどこに行くのかというと、社長のところに、怒られに行きます。


ノックを三回して扉を開ける。


「失礼しまーす。」


先輩が俺の前を歩く背中は少し頼もしい(身長は俺の方が高いけど)。


社長のほうはかなり怒っているようで、頬杖をしながら大きなペロペロキャンディーをガリボリかじっていた。


「で?何でまだ問題を解決してないわけ?」


いつもなら可愛らしいはずの目が凄く怖い。


「これでも、解決に近づいているほうなんですよ?」


「僕は解決しろ、って言ったんだけど!」


ドンッ!と、小さな拳が机を叩いた。


「も、申し訳ありません!」


慌てて俺は頭を下げた。


先輩は平気そうに社長を見上げたままだ。


「真面目くんにはもっと頑張ってもらわないと。早くコンピュータ、直してよ。」


「は、はいっ!」


「カインはここにのこること。真面目くんは早く戻ってコンピュータを直す。」


「わかりました。失礼しました。」


頭を下げ、部屋を出た。