心霊刑務所 初めましてのお時間

段々と疲れてきた…


少しよろめきながらもなんとか体制を立て直す。


少し斜め前には敵を叩き斬って行くカインの姿が…


うん。楽しそうで何よりだ。


今にも押し倒されそうな勢いだけど、ここで負けるわけにはいかない。


「ふふふ…お兄ちゃん…頑張ってね〜アハハッ!」


妹はとても楽しそうだ。


でも、どこか違和感がある。


もしかして、あいつは本物ではないのかもしれない。


あいつの正体を知るにはこのたくさんの化け物を倒さないといけない。


目の前の化け物を思いっきり突き倒した。


「清人くん!ここは俺に任せて偽物の亜依ちゃん、倒しちゃって!」


「!!」


気づいていたんだ…


カインが楽しそうに笑っている。


「死ぬなよ!クソ野郎!」

「そっちこそ!おチビちゃん!」


偽物に向かって走っていった。


そして、短刀を頭に振りかざす。


偽物は少し驚いた感じを見せたがすぐに攻撃を避けた。


「ふふふ…!そんな単純な攻撃、私には効かないよ!」


反撃とばかりに顔を狙って拳が飛んでくる。


「あっぶね!」


間一髪避けたものの、もう一つの手で短刀を持っていた方の手を掴まれた。


「これでお兄ちゃんは動かないよね?」


「俺にだってもう一つの手があるんだ。武器がなくったってお前を倒すことはできる!」


思いっきり拳を振り上げた。


俺の手は偽物の頬に見事にヒットした。


(やった…!)


喜んだのも束の間


偽物の首がくるりとまわったのだ。


「ひっ!」


俺が怯んだ瞬間を狙い、武器を奪われ、肩に短刀を突きつけられた。


「あああっ!!」



「清人くんっ!」


カインが俺のもとに走ってきた。


「アハハハッ!弱いね!こんなにも使えないロボットだったなんて!ダサいな〜!」


サッと清人から離れた偽物はそのまま消えてしまった。


一体どこにいったのだろうか。