心霊刑務所 初めましてのお時間

「清人くん腰抜けて戦えなさそうだから俺の腕の中にいていいよ?」


「ば、馬鹿にするな!!俺だって戦えるし!!」


おろせーとばかりにジタバタ暴れた。


「足手まといだけにはならないでね?」


「あったりまえだ!」


カインから短刀を貸してもらい、カインの横に立つ。


すると化け物の奥に亜依があるのが見えた。


「ふふっ、お兄ちゃん今迎えに行くからね…」


「おかしいな。真面目くんが亜依ちゃんのことは追って行ったはずなんだけど…」


カインが難しそうな顔をしている。


だけどそろそろやばそうだ。


化け物の一匹がカインの方へ走り出した。


「カインっっ!!」


ザシュッッ!


崩れた方は化け物だ。


まるで粉のようになってしまった。


(こいつらは死んだらこんなになるんだ…)


そんなことを考えていると、


「清人くん!いくよっ!」


今はこんなことを考えている場合じゃない。


「ああっ!」


今はこれに集中しなきゃ!


俺たちは走り出した。