心霊刑務所 初めましてのお時間

今日のお母さんはいつもよりも静かだった。


ご飯食べる時も


妹と遊んでいる時も


静かだった


でもずっとブツブツ言っていた


うるさくはない


ただ怖かった


「あの男さえいなければ…私だって…あのこのことを…」


意味はよくわからなかった



すると突然お母さんがゆっくり振り返ったんだ


「ねえ…?あなたはわたしのこと…好き…?お母さんのこと…好き…?」


そう言いながら近づいてくる


思わず後ずさってしまった


すぐ後ろは壁で、逃げ場はなかった


「わたしはね…?清人のこと好きよ…?わかるでしょう…?」