『苦しい、なあ…』 昼休み、私は1人で屋上に来ていた。 『真結は先生に呼び出しくらってるし…』 真結とは中学からの付き合いで、なんだかんだ言って頼りにしている。 『今日こそは許さんぞ!!私の目の前で抱き合いやがって!』 強い口調で言ってみるも、涙が溢れてきて。 『うう………』 誰も見てないし、少しだけ泣いてしまおう。 ちょっとだけ泣いたら楽になれるはず。