「ぇっ…だっていつもいつもとうまは『あのね、最後まで聞いてくれるかな…』」


泣きながら俺の手を握り続けるかおるに言った



「俺はずっとずっとかおるが好きなんだよ。本当はお弁当だって毎日美味しいって思っているし、ちゃんと言葉にしなきゃって思ってた。だけど勇気が無くて。なのにこんな無愛想な俺にいつも話しかけてくれるかおるに俺甘えてたんだ。」





「そんな…遅いよ。とうま。私、てっきり嫌われたんだと…」