「相変わらず、凄い人気」







窓の下で広がる、男女の群れの中心には美形集団。学園を実質牛耳ってるのは、彼らだ。


ほとんど全て男子で構成されている、彼らの紅一点は私の姉である。



姉と騎士と言った表現がちょうど良いのだろう



そして私は彼らに軽蔑されている。


落ちこぼれの木偶の坊だと。




それを私は望んでやっているのだと、彼らは知らない。

屋敷家の、妹の存在意義なんて知ってるのは私と関係者だけで良いのだ。