私は誰が押したのかを確認しようとして、上をむこうとするが、頭は一向に上がらない。頭は鷲掴みされて、地面を眺めることしか出来ない。
こんなことする人には、心当たりがあった。
___公開処刑の始まりだ
「ハァイ、奴隷ちゃん」
今日はあいさつ運動の日だった。生徒会主催の面倒な行事。
姉の狂信者の生徒会のご登場だ。
「お、面白いことやってるじゃん」
会計の次にやってきたのは書記だった。
「や、やめてよ!妹なのよ!?」
そう言って、地面に這いつくばってる私を嘲笑う生徒会や、その他生徒に対して反抗するのは姉1人。
コンクリートの砂粒が膝にめり込んで痛かった
「そうは、言ってもさ。」
「こんなの妹なんて思いたくないよねぇ」

