私達は秘密を共有している。







学園内の秘密の部屋だったり、分厚い眼鏡の下だったり、掻き上げた前髪の下だったり。











心の中に隠した秘密だったり。




私たちは二人で一緒。共犯者だ。




出会いは不思議なもので、ひょんな事から私達は被写体とカメラマンという関係になる。







「生徒会だ」






呟く私に、レンズを向ける彼。鳴り止まないシャッター音には慣れて久しい。