めんどくさいなと思う反面、やっぱりどんな人か気になり不登校児の家に封筒を届けることにした。 放課後になり、沢田の家への地図を見ながら歩く。 「あった。ここが沢田の家かー。」 住宅地の中にあった沢田の家の前で立ち止まり、インターホンを少し緊張しながら押した。 一回押して誰も出ず、二回目を押してみる。 すると少ししてから家の中から階段を駆け降りる音が微かにして、ドアが開いた。