あぁ、今日も始まります。

憂鬱だな・・・。




─────どうも、ブスです。




*****
「おはよ!」
「ん!おはよー!」

いつものように挨拶が飛び交う教室。
入るのも憂鬱だ。

私、浅倉美波は、とんでもないブスである。

目は細いし、団子っ鼻だし。

携帯小説も、美人ばっかじゃないんです。
私みたいな、ブスもいます。

「みーなみ!何ボーッとしてんの?教室入りなよ!」

「お・・・あ、うん。」

こいつは私の友達の佐倉夕実。美人である。

ゆうみって読みます仲良くしてやってね。
夕実は可愛くてモテる。なんで私みたいなブスと一緒にいてくれるのか謎だ。

はぁ・・・眩しい・・・美人だらけだ・・・。

私には合わない・・・。

まじ地球上の女子皆私と同じ顔になれ。

「あ、美波!貴田くん!」

貴田真 ときたしんって読むよ。
こいつイケメンだからすんごいモテる。

夕実も気になってるらしい。
ちなみに同クラ。

まぁ私には関係のないことだ。

恋なんて、したってどうせ叶わない。