「姫様、また此処へ迷える魂が……… 」

「そうか。どのような理由で此処に参ったのだ。」

わたくしは、この三途の川を渡す橋の守り主。

「咲佐納旭子と言いましてね。」

「旭子……………」

変ね、聞いたことがあるわね。
何でかしら。

「姫様、いかがなさいましたか?」

「ただね、わたくし、旭子とはあった事がある気がするのよ。」

「あら、まぁ。」

でも、どうして。
まだここに来るにははやい歳じゃない?