「黒木くん・・・」


それは、ちょうどそのおっきな一本木に
さしかかった時、聞こえてきた。


「好きです!」



・・・え!?告白!?



・・・誰かが、・・・黒木君に告ってるところだ!


・・・いい場所選んだな~
アタシも誰かに告る時はココって決めてるんだ~~~


って違う!!(アホか自分!!!)


このままここに居たら他人の大事な告白シーンを
覗き見してる事になっちゃう。
  

はやく立ち去らなきゃ・・・


って、まって。ちょっと待って。


アレ、マドンナだ。



愛下 桜ちゃんだ!!!!