「友人代行サービスならそこがいいそうだ。

前に俺の後輩がそこを利用したらしいんだけど、かなり使い勝手がよかったそうだ」

「へえ」

「料金プランもかなりいいらしい。

どうだ、ここは1つ友達をレンタルしてみないか?

とりあえず、1人くらいは連れていけばいいんだろう?」

そう聞いてきた津田に、
「うん、レンタルする。

パパ、ありがとう」

安里は笑顔を見せると、津田の首に両手を回した。

「パパ、大好き。

やっぱり、パパに相談して大正解だった」

「ハハ、安里の役に立ってよかったよ」

「ねえ、パパ…」

色っぽい目で見つめてキスをねだってきた安里に、津田は彼女の後頭部に手を置くと唇を重ねた。