そして、いつの間にかあたしは眠りについていた。


最後までしなかった浅葱に安心感を抱きながら、隣に横たわる浅葱を撫でてみる。


あたしは満たされていた。


孤独を抱えながら越えていた夜も、断ち切れない過去の記憶も、すべてが忘れられた。


浅葱と触れ合っていたあの時間はすべての事を忘れていられたんだ。