宗に会ったせいか、昔の夢を見た。

あーだこーだと言い合いをしながら、それでもあたしは笑っていた。


それなのに一瞬にして光は消え、真っ暗闇の中へとスーッと落ちていく。


落ちていく感覚があまりにもリアルで目を開けた。


ベッチャリと汗をかき、全身には力が入っている。


宗があたしの元を訪れたのは必然なのか?偶然なのか?


きっとこの日を境にあたしの運命の歯車は狂い始めていったんだ……