頭の中も心の中もお前のすべてに振り回される。
昔とリンクする部分を見つけては、嬉しさや愛しさが込み上げ……
見たことのない表情を見つければ、また消えてしまうかもしれないという苛立ちに襲われる。
どこを見ても懐かしさしか込み上げてこない室内で、俺は両足に力を入れた。
今、この場所に立っているのは現実なんだと床にペタリと足の裏を付けて自分に言い聞かせる。
すべてが……
何もかも、本当にあの日からやり直すことができたら、どんなにいいか。
お前はあの日からの年月を埋めようと前を見ているのに、俺にはそれができそうにない。
お前と離れた年月を今更長いと後悔し始めていた……


