飲みかけのビールを口に含み、ソファーの上へと寝転がった。 チータか…… お前はまだあの時の傷が癒えていなかったんだな。 俺達のチームに属していたチータ。 チータは金が欲しいがためにチームを裏切った。 そして、カナを裏切った。 目を瞑ると鮮明に思い出すあの日の光景。 沢山の男達が溢れかえる場所…… 沢山の血が流れた場所…… そして、沢山の傷が心の奥深くに付いた場所だったんだ。