もう少しで夜が明ける。 お前は誰とどこで朝を迎えてる? 一人ぼっちで泣いているなら、俺を頼って欲しい。 寂しさに耐え切れず、自分で自分を抱きしめているなら、俺を利用して欲しい。 今度こそ、お前を逃しはしない。 カナ…… 一人で泣いてるんじゃねぇぞ。 俺は空を見上げながら、いつもの帰り道をゆっくりと歩いた。