“EDUTILOS”で、お前に想いを伝えてから3日後……


俺は再び店へと足を運んだ。


お前のあんな姿、見たくはないけど…――


お前に会う手段はここへ来るしかなかったから。


「いらっしゃいませ。」


店の扉を開けると、今日は年配の男が出迎えてくれた。


「ご指名は?」


「カ……。」


「えっ?」


思わずカナと言ってしまいそうになる。


ここでの名前は確か……


「ゆめかで。」


“ゆめか”


お前には笑っちまうくらい似合わない名前だな。


あの頃のお前からは想像できない、今のこの状況に俺は今更ながら落ち込んでいる。


「申し訳ありません。ゆめかはもうお店にはいません。」


「あっ?」


自分の耳が可笑しくなったのか、それともこのおっさんが言い間違えたのか……