「段ボールは廊下のほうにある部屋に置いてあるから。」
「はい……。」
「家具は適当に揃えておいたけど、足りないものがあれば買いに行こう。」
ダイニングテーブルにソファー。
そしてカウンターに椅子が2つ。
冷蔵庫やテレビもある。
「これだけあれば充分です。」
「それと……ちょっと着いて来てもらえるかい?」
浅葱に手招きをされたあたしは体中がフワフワとしたまま廊下へと出た。
「こっちがゆめかちゃんの部屋。」
6条くらいの部屋にベッドと鏡台が置いてある。
「それでこっちが僕の部屋。どちらも内側から鍵が付けれるようになっているから。外から鍵をする場合はこれ。」
浅葱は人差し指と親指で摘んだ鍵をあたしの目の前にぶら下げた。
「鍵なんていらないのに……。」
「一応だよ。」
駄目だ。
やっぱり頭の中が混乱しっぱなしだ。
一人になってゆっくりと考えたいところだけど、そんなこと言えないよな。
あたしは浅葱にばれないように小さく溜息をついた。
「はい……。」
「家具は適当に揃えておいたけど、足りないものがあれば買いに行こう。」
ダイニングテーブルにソファー。
そしてカウンターに椅子が2つ。
冷蔵庫やテレビもある。
「これだけあれば充分です。」
「それと……ちょっと着いて来てもらえるかい?」
浅葱に手招きをされたあたしは体中がフワフワとしたまま廊下へと出た。
「こっちがゆめかちゃんの部屋。」
6条くらいの部屋にベッドと鏡台が置いてある。
「それでこっちが僕の部屋。どちらも内側から鍵が付けれるようになっているから。外から鍵をする場合はこれ。」
浅葱は人差し指と親指で摘んだ鍵をあたしの目の前にぶら下げた。
「鍵なんていらないのに……。」
「一応だよ。」
駄目だ。
やっぱり頭の中が混乱しっぱなしだ。
一人になってゆっくりと考えたいところだけど、そんなこと言えないよな。
あたしは浅葱にばれないように小さく溜息をついた。


