私と渉は亜嵐にプレゼントを買っていた。

「亜嵐、これ」

「何だよ。は?これ俺が欲しかったネックレスじゃん。俺これがほしいこと望にしか言ってなかったぞ」

「望が教えてくれたんだ。亜嵐が欲しがってるって。うちら3人でお揃いだよ」

「渉と紗奈・・・」

亜嵐は泣き始めた。もう17なのに男が泣くかよ。

「あっくんが泣いてるー‼」

4歳の愛が茶化した。

「な、泣いてねぇし」

「泣いてんじゃねえかよ、亜嵐」

「うるせぇよ、渉」