「ちょいちょいあんたら来てよ」


「なーに?」


「どうした?」



お姉さんが呼んだのは黒髪の男の人…………と


チャラチャラの茶髪の男の人。



「ねぇそこのお客様?チャラチャラとかぜーんぶ声にでちゃってるんだけど??」


あ、うそ。


『ご、ごめんなさい。』


「あ、ちなみに私は瑠璃(るり)!2人とも自己紹介!」

瑠璃さんかー。元気いっぱいだなー。

「里依(りい)。よろしく」


この男の人里依さんっていうんだ。へー。それにしても大人しそう。



「ほら!チャラ....プッ..チャラしてるククッ男の人じこ..しょう..ププッかいwww」


「ちょっとー!まぁいいや、俺は颯斗(はやと)」

は、はやとさん。みんなの名前覚えとかなきゃ。


え?でも関係。ないよね?覚えても意味無いじゃん。


「こーらっ!何考えてんのー?くらい顔しちゃダメ!あ、ちなみに私はダイエットとネイルを担当するね!」


ん?待って今なんて言った?担当?何の話してるんだろ?


「俺はーメイクとヘア担当する~!」


この人がメイクとヘア!?できんのかなー?

この流れだと私を変えてくれるって言った意味やっと分かったかも。


「俺はファッションと癒し。」



癒し?なんじゃそれ。



瑠璃「癒しはねー。今日食べたフォンダンショコラとコーヒーを作るのが癒し!そんじゃあ、これからがんばろうね!」




『え、えっと、よろしくお願いします!』