「が…は…！」

腹を貫通されたのではないか。

そう思うほどの一撃が、鳩尾にめり込む。

だが一撃では終わらない。

「そらそらそらそらそらそらそらそら！」

次々と、左右のボディブローを斉天大聖の鳩尾に打ち込むウラヌス。

「あがっ…！」

そのダメージに、斉天大聖は血を吐く。

斉天大聖と違い、ウラヌスは素のパワーで1垓6000京という能力値を引き出している。

肉体にかかる負荷は小さい。

その為、長い時間高い能力値を維持していられるのだ。

「そりゃあ！」

左右の拳を組み合わせて、斉天大聖の後頭部を殴りつけるウラヌス！

斉天大聖は猛スピードで落下し、地面に叩き付けられる。

「う…ぐ…」

うつ伏せで呻く斉天大聖。

その背中に。

「がは！」

ウラヌスは急降下からの膝を打ち込んだ！